朝夕の気温も下がり、薪ストーブシーズンが到来しました!
でもその前に、薪ストーブのユーザーさん、メンテナンスはお済ですか?
煙突内部やトップにススが付着して、こんな事になっていませんか?
これでは何時引火してもおかしくありません!
メンテナンスのタイミングが、ぎりぎりセーフでした
そしてこちらは、煙道内火災を起こした後です!
しかし、使用者も周囲の住民も気付いていませんでした。
幸い延焼は無く、事なきを得ましたが、断熱二重煙突のインナーは変形し、トップと共に交換となりました
メンテナンスをご自分でできないオーナー様は、弊社にて対応致します(有料)ので、事前にご相談下さい。
さて、そんな訳でご用命があれば(交通費は別途かかります)、遠方の現場にも駆けつけます
今回の現場は沖縄なので、メンテナンス道具を最小限にまとめ、飛行機で移動です!
しかし、手荷物検査で、クリーナー等のケミカル用品は全て没収となりました
レンタカーで現場まで移動。
この日の最高気温は29℃で、普通に夏です
道すがら発見した消防車カッコ良い! そして、コールは「911」です!!
間もなく現場に到着。
薪ストーブはヨツール社のF100。
限られた道具で、工夫しながらのメンテナンスとなりました。
そして、外部の煙突掃除です。
今年、九州・沖縄に大きな被害をもたらした数々の台風をしのぎ、煙突はしっかりと固定されていました
因みに、8月の台風15号では、門扉と網戸が飛んでいったそうです
煙突を復旧し、メンテナンスが完了です
今シーズンもステキな薪ストーブライフをお送り下さい!
福岡県飯塚市の古民家で、薪ストーブの二期工事を行いました!
前回の一期工事後、内装が完成したので、室内に煙突を取り付けていきます。
2階は煙突が露出した収まりです
もちろん断熱二重煙突なので、触れても即火傷をする事はありません
こちらは、ほぼ同じアングルから撮影した2階天井の様子です。
左側に見える二本の交差した梁が、リノベーション後では現しで収まっている様子がわかります。
さて床には、防火区画を利用した通気口を設けました。
床と天井の化粧板をパンチンブプレートで製作したので、暖気を2階に上げることができます!
吹き抜けが無い構造の住宅には、とても有効です
煙突が1階に下りてきました。
レーザーポインターで図面上の煙突芯を出します。
お見事!ど真ん中にあります
こちらは、ほぼ同じアングルから撮った改修中のリビングです
大黒柱は壁の中に隠れてしまいましたが、天井部の梁はそのまま露出させた収まりです。
そして、いよいよ薪ストーブの搬入です!
もともとは土間であった場所がリビングに生まれ変わりました!
大谷石の炉台に鎮座した薪ストーブは、ご存知 バーモントキャスティングス アンコール です
アンコールがあるリビングを中心に、ダイニングキッチンやお座敷が広がり使い易く機能的な間取りに
生まれ変わりました!
施工:住友不動産株式会社
福岡県福岡市で、薪ストーブの設置工事を行いました!
現場までの道すがら、博多湾越に福岡の都市部が良く見えます
そして現場は、リフォーム中の既設住宅です
壁や天井を取り払うと、重量鉄骨の軸組みが出てきました
オーナー様と話し合い、屋根から出す煙突プランにしたのですが、その位置にはかなりの制限がありそうです
そして、ここしかないッ!と、言う位置に決定!!
瓦を解体し、屋根に穴を開けます。
煙突を固定した後、結露防止材を貼りこんだステンレス製のコロニアル用フラッシングを取り付けます
丸トップを取り付け、コロニアル瓦を復旧すれば雨仕舞いが完了です
さて数日後、現場を訪れると何もかもが真っ白に塗装されていました
仕上がった土間には、植物も配置されて良い感じです
天井より煙突を吊り下げてきます。
さて、薪ストーブの搬入です!
今回の薪ストーブは、オーストラリア製 ピキャンオーブンです!!
上が燃焼室で、ダンパーを切り替えると、下のオーブンに熱を送る事ができる仕組みになっています。
所定の位置付近に 「せーのッ!」で下ろして、その後は微調整の移動をします。
オーナー様たっての希望でありました、クッキングストーブの設置が完了しました
お彼岸も過ぎ、間もなく薪ストーブシーズンが始まります!
まだまだ間に合いますので、この秋、薪ストーブが気になる方は是非お近くのファイヤーワールドグループへ
お越し下さい!!
前回に引き続き、大分県日田市の古民家で二期工事を行いました。
実は今回、炉台の造作も行います
一期工事の際、ベース部分の造作を終えています。
レンガやタイルの素材や色についても、オーナー様と十分に協議しました。
そして更に、オーナー様のアイディアで、炉台のデザインを少し凝ってみました
コーナーをR形状にし、炉台の圧迫感を和らげ、リビングを広く演出することが目的です。
目地を詰めて床面は完成です!
壁面は空気層を施した二重壁です。
窓があるために高さの制限がありますが、薪ストーブの熱をしっかりと遮熱してくれます
そして、今日も雨の中の搬入となりました!
今年は本当に雨になかされます
設置された薪ストーブは、ご存知 バーモントキャスティングスブランドの アンコールです。
しかもホーローレッドは、とても人気があるカラーです
出窓のスペースを有効に利用したレイアウトで、リビングの広さを確保しました。
煙突のプランや建築の構造・補強の取り方など、既設建築(特に古民家)に設置する場合は、困難が
予想されます。
しかしながら、事前の下見と十分なお打ち合わせにより、ベストポジションに設置する事ができます!
オーナー様も大満足で、火入れの時期を楽しみに待たれています
雨の中、大分県日田市の古民家で、薪ストーブの一期工事を行いました!
現場はリフォーム中の古民家です
内装工事が完了したタイミングで煙突工事です。
先ずは天井の穴開けからスタートです。
同時に屋根では瓦の解体です。
野地や垂木をカットして、必要な箇所に補強を施します。
予め地上で組み立てていた防火区画を落とし込み、固定します。
次は煙突の固定ですが、ここで雨が本降りとなりました
用意していたブルーシートを掛けての作業です。
煙突のレベルが決まれば、ビスを使って完全に固定します
新しくしたルーフィングにアルミ製フラッシング、その上に瓦用鉛フラッシングを被せて三重の雨仕舞いです
大雨の中、瓦の復旧が終わり煙突工事が完了しました
古民家には図面が無い場合がありますが、事前の計測により絶妙な位置に煙突を出す事ができました!
丸トップ煙突は、シャチホコに負けない位の存在感ですね(笑)!
次回は二期工事の様子をお伝えします。
ファイヤーワールドグループでは、薪ストーブ設置技術向上のため、定期的に技術研修会を行っています
今年の秋の開催地は、ファイヤーワールド御殿場。 富士山のふもとです
薪ストーブは、色々なお店で買う事ができます。
しかしその価格の中には、設置技術やアフターフォローも含まれていることを忘れないで下さい!
そのため研修会では、施工品質の向上や技術の共有を主な目的としており、各現場・事象の写真やレポートを
基に活発な意見交換を行います。
北はファイヤーワールド函館から、南の福岡まで全13店舗と協力店等が集合しました!
2日間の研修では居眠りする事も無く(笑)、各自大きな収穫を得て解散となりました。
ファイヤーワールド御殿場の店内の様子です
広~い店内には、40台を越える薪ストーブと豊富なアクセサリーの展示があります
さて、ところ変わって舞台は東京
明日から始まる「タッケフェスタ(主催:トコナエプコス)」を見学するために移動です。
会場には、同社が輸入する様々な商材が並びます。
その中でも我々のメインは、もちろん薪ストーブ情報
写真は、11月に新発売の小型ストーブ F105 で、社員による詳しい解説が行われました。
JOTUL史上一番小出力の新商品です
ヨーロッパでは自動車のエンジンと同じ様に、薪ストーブもダウンサイジング化が図られているのです!
実に定格出力は4.5kWで、開発コンセプトは「暑すぎない心地よさ」!
さて、長さを記した薪が、横向きに入れられています
奥行きは25cm程あるので、このF105の場合は、20cm位の薪を縦向きに入れるのが適切です。
薪の小口をガラス面に向けることで、薪は少ない空気でとても良く燃え、しかもガラスの両サイドを
煙で曇らせることも少なくなります。
ほとんどの薪ストーブは、一次空気を利用したガラスウォッシュ構造があり、フレッシュエアは手前から
入ってきます。
炉内サイズ一杯の薪を横向きに入れると、両小口は空気に触れにくいため燃焼が進まず燻ぶってしまいます。
だからガラスの両サイドが煙で曇るのです
薪は手前からしか燃えません(シガータイプの燃焼と同じですね)。
「何だって?」 「知ってた?」 「知らなかった!」 「知ってるよ!」等々・・・。
F400やCI-10GLなど、ガラス面が広いストーブにありがちな、両サイドを曇らせて悩んでいるユーザーさんは、
薪の縦向き燃焼を是非試してみて下さい
それにしてもF105は、とても小さく軽いのです
片手で持ち上げているのはファイヤーワールド埼玉さんです!
因みにカタログ上の重量は97kgです
果たして軽いのか?
会場には、JOTUL社の輸出営業部長のマリウス氏がノルウェー本社よりいらっしゃいました。
マリウス氏がとてもスマートなので、まるで筆者だけが随分手前に居る様です(笑)!
それはさて置き、メーカーのマーケティングや、ステークホルダー(利害関係者同士)としての意見交換が
直接できたのはとても良い収穫でした
その後、レセプションと懇親会のためにノルゥエー大使館に移動です。
大使館地下には立派なホールがあり、ここでマリウス氏によるプレゼンテーションが行われました。
その内容は、世界的なマーケットの動向や、今後のマーケット戦略等々大変興味深いものでした。
昨年はデンマーク大使館にて、MORSO社のエリック社長よりプレゼンテーションを受けました。
この様にファイヤーワールドグループでは、日本の輸入元を通して世界の薪ストーブメーカーと広く深く
関わっています。
そして大事な事は、各メーカーの思いを日本のユーザーに正確に伝え、商品を通じてメーカーとユーザーを
繋げることです。
そのお役に立てる様、頑張って行きます
大分県大分市の新築住宅で、ビルトインタイプの薪ストーブを設置しました!
一期工事実施の季節は6月の上旬。 梅雨を控えた蒸し暑い日でした
予め開口済みの板金屋根に煙突を固定します!
ステンレス製のフラッシングを取り付け・・・、
雨仕舞い丸トップを被せてると、外部工事は完了です
室内はと言うと・・・、
右側の天井より煙突が顔を出しています
この後、防火壁の完成を待ち、ビルトインタイプ薪ストーブの取り付けです!
一期工事より約3ヶ月が過ぎ、内装工事も終盤を迎えています
ビルトインタイプに相応しいマントルピースが完成していました!
早速、薪ストーブ本体の搬入です!
駐車場から野を越え山を越え・・・、
室内に到着です!
さてこちらの台、予め作ってきておいた設置用の治具です
どう言う風に使うかと言うと・・・、
せーので本体を乗せます
そして、ゆっくりと押し込めば、石の面台を保護しながら、安全にセットできる算段です
内部で煙突を接続後、ALCボードでフタをして・・・、
作業用点検口も閉じてしまえば・・・、
ビルトインタイプの薪ストーブが完成です
本体は、デンマーク製モルソー社 5660CBです。
上部には、暖気の吹き出しルーバー(上下共弊社製作)があります。
下部にも吸気用ルーバーがあり、効率の良い自然対流に対応しています
現場は外構も始まっており、間も無く完成ですね!
設計:田中俊影設計室
施工:株式会社 佐伯建設
熊本県阿蘇市の新築住宅で、薪ストーブの一期工事を行いました。
建築は平屋建てです。
煙突の高さを確保するために、やや高目の煙突囲いがあります
実はこの日、台風が近付いており、時折突風が吹きます
そのため親綱を張って、安全帯の使用が必須です!
それにしても今年は、本当に良く現場で台風に出会います
雨よけのフタを外すと・・・オッと、木の下地が露出しています
後で何とかするとして、雨が降り出す前に下地金物を固定していきます。
露出している木の上に、現場で調達した不燃ボードを張り込みます! これで良しッと
煙突を固定して・・・、
止水カバーを取り付け、貫通部にコーキングを充填します。
ストームカーラーを取り付けて、貫通部の保護をします。
ルーバーガラリを固定して・・・、
取り外しが極めて容易でメンテナンス性に優れる防鳥アミをセット!
トップカバーを被せると、雨仕舞い角トップが完成です
後の仕上は、建築工事にて化粧のタイルを貼り込みます。
現場は、阿蘇山のふもとの閑静な別荘地です。
それでは次回、二期工事に伺います