2021.07.22 遠方の現場
先週末は、遠方の現場対応の為ご迷惑をお掛けいたしました。
で、何所へ行っていたかと申しますと・・・、
深夜の博多ポートタワーの前です![]()
始まりはいつもココから、またしてもフェリーに乗るのです!
遠方とは、長崎県五島市の福江島でした![]()
福江島行きのフェリー太古に、島での足べスパを一緒に積み込みます!
今回は、新規現場の調査と打ち合わせがメインのため、輸送費がかさむ車より、手荷物扱いの
125ccの原付スクーターをお供にしました![]()
但しべスパは、センタースタンドが加重に弱いので、こういう固定を一番されたくないのですが・・・。
福江島には9時間後の翌朝8時15分に到着します。
初日は、島内を一周してみました![]()
こちらは、港から10分程のところにある鬼岳です。
有史以降は、噴火の記録が無いのですが、分類上は活火山となっています![]()
こちらは大瀬崎灯台がある大瀬崎断崖です![]()
「日本の灯台50選」の一つです!
そのの歴史は古く、西暦650年頃の遣唐使船にのろしを上げたのが始まりとされています![]()
映画「悪人」の、最後のシーンで登場するロケ地として有名ですね!
灯台までは歩いて行けるのですが、行きは30分帰りは45分かかるそうです![]()
体力と炎天下を考慮すると、行く理由が見当たりません![]()
島を時計周りに走っていると、やがて見えてくる美しいビーチ、高浜海水浴場です![]()
こちらも「日本の渚100選」の一つです!
右奥にも美しいビーチが見えます![]()
行ってみました!
遠浅の入江が美しい頓泊まり(とんとまり)海水浴場です。
更に進むと、京ノ岳という火山跡に到着。
こちらはマグマの粘度が低かったのか、山体を形成するに至らず、低い丘が形成されました。
山頂には防空レーダーが見えます![]()
周囲の海岸には、溶岩が流れた跡が残り、真っ黒な磯が広がっています。
島をほぼ一周すると、堂崎天主堂があります。
鉄川与助が施工を担当した、レンガ造りで美しいゴシック様式の建築です!
1908年の完成でした。
福江島でも、訪れるには最難関とも言える僻地の教会、半泊(はんどまり)教会です![]()
この地区は、今や三世帯が暮らす小さな集落にある現役の教会です。
月に一度、ほかの教会から神父様とシスターがお見えになり、一人になった信者のためにミサを
行っているそうです。
キリシタンの弾圧により、数家族がこの地まで逃げ延びて来たのですが、土地が狭く半数のみ残ったのが
地名の由来です。
その半泊の先、行き止まりにある塩屋さん、その名も「さとうのしお」![]()
ちょっと行ってみました!
目の前にある海水を煮立てて作る天然塩です![]()
さとうさんが作るしおです![]()
お土産に幾つか購入しました!
そして今夜お世話になる宿に到着しました。
三井楽(みいらく)地区にある「民宿登屋」さん。
昭和40年代の建築が、私にとっては懐かしいお婆ちゃんの家風で、心が和むお宿です。
食事は期待通りで、海の幸が食べきれない量でてきました![]()
さて、翌朝お邪魔したのは、2年前に施工したお宅です。
オーナー様は、グラフィックデザインや店舗内装の設計をされています。
最近、こちらの焼酎のパッケージとラベルデザインを手掛けられました![]()
奥にヒタ インスパイア45Hが見えますね![]()
そして今回は、敷地の奥に建つこちらの建築を改装することになりました!
ゲストハウスとしてリニューアルするのですが、薪ストーブの設置を検討されています。
築100年程が経ち、老朽化は否めないのですが・・・、
見事な梁組はしっかりと構造を担っています![]()
古くは、養蚕を行っていた中二階を解体し、梁組を見せる構造にするそうです。
煙突が違和感なく納まりそうです!
さて今回は、こちらの現場の他に、ご新築とリニューアル工事が3件ありました。
いずれも無事に、打ち合わせや現場調査を終えることができました。
お忙しい中、日程の調整をありがとうござました。
今度は、工事に訪れることができましたら幸いです!
そして今夜のお宿は「ネドコロ ノラ」さんです![]()
こちらのお宿は、一棟貸しで食事はありません。
その代わりに自炊が可能です!
古民家をゲストハウスにリニューアルしています。
このまま移住したくなるような住み(泊まり)心地です![]()
夕食は、近くにある食事処「さんさん」を利用しました。
その食事処で知り合った漁師さんは、佐賀県の唐津市からノドグロ漁の途中で立ち寄っていました。
夕暮れの港に浮かぶ右の船がそうです![]()
徒歩圏内に、町の温泉施設もあり、旅人や漁師にとってオアシスの様な港町です![]()
翌朝、福江港から博多港に向けて出航です。
全ての予定を終え、約400kmをノントラブルで走りました。
40年前の車両にしては、荷物満載で頑張ってくれました![]()
他の現場写真は、まだお見せできないので、ほとんどがツーリング写真になってしまいました(笑)!
その代わり、五島列島福江島の魅力が少しでも伝わればと思います。
また行きます!


























