さて、次の現場です!
リノベーションが進む築50年程の民家です
昨今の、建築資材不足で大幅に工期が遅れているそうです
しかし断熱工事を含めて、オーナー様が自ら工事に関わっています
出来ることは何でもして、少しでも遅れを取り戻したいものです
内装は、かなりの部分を新規で作り直しているので、ほとんど新築の様です!
今回は一期工事のみです。
次回は、薪ストーブ本体の取り付けとなります
さて今回は、夏にベスパで来島した際に打ち合わせをしていた案件の実施でした。
まだ他にも引き続き進行していますが、次回にレポートさせて頂きます
それはそうとして、夏に訪れていなかった楠原教会に行ってきました。
レンガ造りのゴシック様式は1915年、鉄川与助により完成の日を見ました
島内では、堂崎協会に次ぐ古い建築です。
和瓦のいぶし銀とレンガ赤のコントラストが、なんとも言えない佇まいを醸し出しています。
改めて、鉄川氏の功績を感じることができる教会です。
道すがら、五島列島酒造を訪れました。
芋・麦・椿を原料に焼酎を作る酒造メーカーです。
前回もご紹介しましたが、特に左の蔵出し原酒は、生ゆえにここでしか手に入りません
店主曰く、「冷凍庫でシャーベット状にして飲むのがお勧めです!」とのことです。
やってみます
さて、島を離れる時が近づいて来ました。
これより長崎港に向かいます!
出港して約4時間、長崎港の女神大橋が見えてきました
ここから約2時間走り、福岡を目指します
無事に帰りついて、ようやく仕事が完了です
長崎県五島市へ、薪ストーブ工事に行きました!
始まりはいつもここから!
ポートタワーのイルミネーションが、クリスマスバージョンになっています
今回は珍しくラッシングで車両を固定しています
と、言うのも数日前の福江航路下り便で、車両(トラック)が転倒したそうです
海が荒れていたのは勿論ですが、積み荷が液体だったので、船の揺れと同調し転倒した様です。
怖ッ!
博多港を出港後、翌朝8時過ぎには福江港に入港です。
現場は、港を見下ろす小高い丘の新築住宅です。
天気にも恵まれ、順調に作業が進みます
棟を避けるために、室内で煙突をオフセットします。
薪ストーブ本体を設置後、すぐに火入れを行いました
デンマーク製 ヒタ社の アンビションです。
家の中に直火がある生活。
薪ストーブを中心に、家族の団欒が生まれ、会話が弾み、笑顔がこぼれます
暖かい冬のリビングに、そんな様子が見えてきそうですね
福岡県太宰府市の既設住宅で、薪ストーブの取換え工事を行いました!
現場は山間部です
到着する頃には、携帯電話が使用できなくなりました
山中にひっそりと佇むログハウスが今回の現場です。
屋根には霜が降りて、しばらく登ることができません
既設の室内煙突から解体です。
家を購入したら付いていたと言う、古いドブレのストーブです。
実は、点検や清掃を行うこと無く使用したら煙道内火災を起こしたそうです
シングル煙突が真っ赤に発光し、消防に出動をお願いしたとのこと。
煙道内火災だけで、延焼が無かったのが幸いでした!
その結果、危険なシングル煙突と壊れた薪ストーブの交換となりました。
前オーナーが、セルフビルドで取り付けたと言う煙突を解体します。
初めて見たタイプです
フラッシングの下に現れたシングル瓦。
建築当時はシングル瓦葺きだった様ですが、のちにコロニアル瓦に葺き替えた様です。
防火区画も無く、延焼が無かったのは本当にラッキーとしか言えません
新しくコロニアル用フラッシングを取付て、
瓦をキレイに復旧すれば、屋根の雨仕舞が完成です
防火区画も新しく造作しました。
そして薪ストーブも新しくなります
ドイツ製 レダ社のアレグラ500です。
スクエアなデザインにドイツ品質を感じる、日本新規参入の薪ストーブです
古い薪ストーブを台車に載せ、搬出です。
設置完了後に、早速の火入れです
着火から20分、空気を絞ると非常に美しい炎を楽しむことができました
さて、このレダ社の薪ストーブ、触媒でもクリーンバーンでもない燃焼方式を採用しています。
”O2アクティブ システム”と、言う独自の燃焼システムなのですが、ドイツの厳しい排煙基準を
高次元でクリアしているのです
価格が安く、部品点数も少なく、メンテンナス性も良いので、今後人気が予感される薪ストーブ
です
長崎県対馬市の新築住宅で、一期工事を行いました!
出港はいつもここから!
午前零時の博多港です。
棟上げ直後の現場の様子です
大工さんに、野地板とルーフィングの一部を先行して頂きました!
お陰様で、スムーズに煙突の取り付けが完了しました
さて、対馬のサラメシです!
本日の日替わりアラ炊き定食は鯛です
もの凄いボリュームの鯛ですが、更にうどんが付きます
おなか一杯、ごちそうさまでした!
そして15時半の便で博多に戻ります。
20時過ぎ、ポートタワーが間近に見えると間もなく着岸です。
片道約4時間半の対馬はとても近く感じます。
何故なら来月、五島列島福江島での工事が待っているからです
8時間と少しの船旅も、ここからの出発です
さて、11月末の28~30日を臨時休業と致します。
ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞ宜しくお願い致します。
「ガレージに薪ストーブを設置したいのだが?」とのご相談を受けました。
何はともあれ、現地を確認しに行ってみると・・・、
いわゆる”イナバガレージ”でした
但し、構造用合板で内装工事が施されています。
本来ならば0.8ミリの鋼板のみなので、内壁があることで随分断熱効果があります。
設置場所は、このコーナーご希望です
傾斜地に建つガレージの外観です
「100人乗っても大丈夫」な屋根の勾配は極々僅か。
煙突を屋根から出すには、雨漏りのリスクがとても高そうです
やはり、壁から出すしかないか!
しかし、取付部強度の確保が課題になります。
これから見積もりが完成するまで、約1ヶ月間の苦悩の日々が続くのでした
そしてアイディアが閃いたのです
世の中にある、色々なモノからインスピレーションを得ます。
今回は、スーパーカーのスペースフレーム構造がヒントになりました。
しかし、煙突を壁から出す際の、支持構造と取付方法が重要です。
検証のため実測図を基に直ぐにスケッチを起こし、そして模型を製作します!
先ずは、材料の切り出しと加工。
主な材料は、加工がし易い真鍮の丸棒です
半田を使い組み立て。
支柱部分が完成!
煙突は直径20ミリの塩ビパイプ、雨仕舞丸トップは直径30ミリの鉄のカーラー!
何だか楽しくなってきた
亜鉛スプレーで、ステンレスパイプの雰囲気を出します。
黒く塗装した煙突を組み合わせると完成です
ガレージ壁面に取り付けたイメージです。
今回は、支柱の製作と薪ストーブ本体・煙突資材と、その取り付け全ての
裏付けが取れての見積もり作成となります(模型だけなら簡単)。
お客様に、この模型と図面でプランをプレゼンテーションしたところ、
一発OKとなりました
さて、これから実施に入ります。
先ずは、材料の切り出しと加工。
主な材料はステンレス(SUS304)です。
溶接機を使い組み立て。
支柱が完成!
そして工事は、壁面のカットからスタートです
支柱の下部は、布基礎のブロックにアンカーボルトを貫通させ、そのせん断応力に
荷重を預けることにしました。
上部は構造の梁とボルト接合、更に中間部は下地材を挿入した壁を貫通ボルトで固定。
完璧です
何だか楽しくなってきた
支柱の取り付けが完了しました。
煙突を取付て・・・、
完成です
機能が形になりました!
少ない部材で強度を確保し、そしてセンス良く美しく!
ステンレスの光沢とマットブラックの煙突が、秋の青空に映えます
軽快で繊細なディティールも美しく、オーナー様も大満足です!
おっと、忘れていました!
薪ストーブは、ノルウェー製 ヨツール社のF305LLです。
珍しいホワイトエナメルです
設置が完了しました!
これまでは、冷え切ってしまう冬のガレージライフをエアコンや灯油ストーブで
我慢していたそうです
これからは、暖かい薪ストーブに火が灯ると、益々趣味にも熱が入りそうですね
さて、この広いガレージですが、オーナー様の趣味のモノで埋め尽くされていました。
了承を頂きましたのでご紹介致します。
こちらは、今も現役で使っているLPラジカセ!
何とLPレコードプレーヤーを搭載しています
左側上面にはカセットテープレコーダー
勿論ラジオも楽しめます
こちらは短波専用の受信機です。
当時、ソ連のラジオ局から、受信証明ハガキをもらったこともあるそうです
そしてこちらは、ラテカセ
ラジオにテープレコーダーにモノクロテレビが付いたモノです。
iPhoneよりも小さなブラウン管で観るテレビは、昭和を覗き見れそうです。
さて、こちらはフラッシャー付きのデッドストックの自転車です。
その自転車に取り付けるとカッコイイ、こちらもデッドストックのスピードメーターです。
小学生のころ、これにあこがれたものです
ここには、アナログからデジタルに移行する過渡期のアイテムが揃い、飽きることがありません。
そんな移行期の工業製品が他にもたくさんありました!
ドイツを始め、イタリア製のスポーツカーが・・・
特にフェラーリは他にも数台あるそうです
その中でも特に驚愕なモデルがありました。
わざわざ他のガレージから持ってきて頂きました。
と、言うのも、このスーパーカーがあるからこそ、支柱のデザインが閃いたのです!
フェラーリ テスタロッサ 1984年式の初期型です。
初期型はミラーが運転席側だけで、Aピラー中ほどの高さにあります。
不思議な感じがしますが、初期型だけの特別な装備です。
また、この初期モデルはアメリカの刑事ドラマ「マイアミバイス」で、ドン・ジョンソンが
演じるソニー・クロケッット刑事の愛車として有名です
80年代の深夜帯、リアルタイムで見ていました。
そう言う筆者も、実車は初めて見ました
ところで、ドアノブが見当たらないと思っていると、さりげなくオーナー様がドアを
開けてくれました。
ドアのエアーインテークフィンの上部にノブが隠されていました。
抜かりが無いデザインです
インテリアは、ノンパワステの5スピードギアが醸し出す漆黒の空間です。
僅かに、モノクロ液晶のデジタルパネルが時代の変化を告げています。
正に時代は、アナログからデジタルに移行する境目の時!
昭和の後半に生まれた、様々なアイテムを愛してやまないオーナー様でした
長崎県島原市の新築住宅で、薪ストーブの設置工事を行いました!
島原半島に位置する現場までは、長崎自動車道を通り2時間30分の道のりです。
秋晴れが清々しく、快適に作業が進みます
完成した煙突の左側に平成新山、右側には普賢岳が見えます
どことなくアーリーアメリカンな雰囲気が漂う平屋の建築です。
壁面が色分けされ、こちらから見るとカントリー風です
木と漆喰とタイルで仕上がった室内には、梁との干渉を避けた煙突が下りてきます。
室内もアーリーアメリカン風!
そんな建築に似合うのは、やっぱりアメリカ製の薪ストーブ!
とても人気が高いバーモントキャスティングス社のアンコールです
しかもカラーはレッド!
ウォーミングシェルフを装備したアンコールは、風格があります
後日、改めて火入れに伺います!
さて帰路は、多比良港よりこの船に乗り、熊本県荒尾市の長洲港に向かいます。
そう、国道389号線は、海上を通っているのです
乗船後程なくして振り返ると、島原半島全体が見渡せます
左側に平成新山、中央の雲に隠れた山が普賢岳です。
乗船時間は40分。
九州道を経由して会社まで1時間30分です。
トータルすると、海上の国道を利用した方が時間の節約になりそうです。
しかしこの日は、佐賀・長崎・熊本・福岡と、良く移動しました!
福岡県東区の新築住宅で、薪ストーブと煙突の設置工事を行いました!
予め支給しておいたメガネ石を、建築工事にて所定の位置にセットして頂きました
つまり今回は、壁出しのスタイルとなります!
軒先との位置関係もバッチリです
後日、足場も解体され薪ストーブ本体の搬入です
台車に乗ってリビングに到着した薪ストーブは、ノルウェー製 ヨツール社 F3です
ムムム!初めて見る炉台です
枕木を鋼製板で固定したような雰囲気ですが・・・。
良く見ると、モルタルワークの様です!
鋼製板も鎹(かすがい)もビスの頭も、全てモルタルで表現しています!
ロートアイアン風(鍛造)の意匠が良いですね!!
通気層もバッチリです
ハードな雰囲気の炉台に納まったF3です。
この組み合わせは、シンプルにカッコイイですね
そしてなんと、キッチンも完全にモルタル仕上げです
モルタルなら大きさや形状はもちろん、色やテクスチャーも自由に造作できます。
補修もできるので、将来にわたって安心ですね
外観はこんな感じでクールです
工務店さんのセンスと左官職人さんの腕を、余すところなく発揮していた現場でした
10月に入り虫の声も聞こえてくる頃、薪ストーブ屋は繁忙期に入ります!
メンテナンスと取付工事が重なるので大忙しです
そんな中、福岡県筑紫野市の新築住宅で、薪ストーブ工事を行いました。
一期工事は既に終わっていたので、今回は薪ストーブ本体と室内煙突の取り付けとなります
台車に乗ってリビングの炉台まで一気に搬入です
せーのっ!で台車から下して、仮置きです。
とは言え、煙突の芯も薪ストーブの脚もタイル目地とピッタリ納まってますね
大工工事に屋根工事、左官工事に煙突工事の全てが図面通りに施工できています
気持ちいい!
薪ストーブは、デンマーク製 モルソー社のベストセラーモデル 7140CBです!
側面にコンベクションパネル、背面にヒートシールドを装備した対流式のタイプ。
可燃物までの離隔距離が小さく、家具や家電は勿論、ユーザーに対して優しい薪ストーブです
モルソーを代表する中堅モデルです