2010.12.13 工場検査

ファイヤーワールド福岡では、オーダーメイドにてオリジナルデザインの製品を製作いたします。

その際、設計品質や機能を確認するために、必要に応じて工場検査を行います。

設計者(デザイナー)の意図する品質に達しているかを完成前に確認し、必要であれば修正を加えます。

 

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これは、煙突フードの部品ですが、組み立てる前の状態です。

鋼板を円錐状に加工したもので、円の直径が80㎝もあります。

材料は SPHC(磨き材) と言う特殊な鋼材で、一般の鋼板に比べると非常にきれいな(均一な)表面です。

反面、溶接加工は特に技術を要し加工が難しい素材です。

 

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意匠を兼ねた補強のリブやダンパーを取り付け、煙突フードが出来上がりです。

重量は約70㎏(私より軽いか?)。

 

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内部の構造は意外に複雑です。

開放型暖炉の煙突フードは、ダンパーの開閉で薪の燃焼を調整します。

そう言う意味でダンパー操作の際、特にそのレバーの感触に節度が出る様こだわってみました。

 

 

         IMG_2912.jpg    IMG_2913.jpg

            ダンパーを開けた状態            ダンパーを閉めた状態

 

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某日、設計事務所の先生と現場の所長様を工場にお迎えして製品検査を行いました。

もちろん合格を頂きました

この後、塗装工場で耐熱塗装の表面処理を行い完成となります。

いよいよ次回は、大分県由布院町の現場で取り付けを行います、お楽しみに!

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

ドキドキとワクワク 現場紹介