暑い暑いある日、福岡県糸島市の新築住宅で、薪ストーブの設置を行いました
現場は工期が最終段階です。 こちらの設計は二階の廊下を煙突が貫通する仕様です
二階の床に造作している防火区画内に煙突を固定していきます。
化粧板を取り付け、二階部の煙突が完成です
広い広い廊下の先には、2階ですが玄関があります 全貌は後ほど・・。
一階の炉台は土間になっています
天井に煙突が下りてきたところで、薪ストーブ本体の設置です。
今回のタイプはオーブン付です デンマーク製 ワム社のクラッシック4 です。
トップではオーブン、足元は薪のストッカーとして使用できます
キッチンの隣に設置されたオーブンストーブは使い勝手がとても良さそう
栗林の中にある一軒屋は、土地の高低差を利用して二階が玄関になっているのです
さてこちらの住宅、8月9日10:00より完成見学会が開催されます。
詳しくは http://diary-narimura.com/?p=1230 こちらにアクセスして下さい!
設計:キトレペ建築設計事務所 一級建築士事務所
施工:成村建設株式会社
兵庫県淡路市の新築現場で、オーダー暖炉フードの二期工事を行いました!
こちらは直径1000mmの凹型燃焼皿ですが、直径3mの球の一部で欠球と言います。
つまり、僅かに窪んでおり、大型のプレス機で6mm厚の鋼板を成型しました。
縁の部分は鋭利なので、直径9mmの丸棒を溶接してキレイなR形状に加工します
溶接で肉盛りした後、なめらかに成型します。
こちらは煙突フードですが、やはりプレス機で成型した後、化粧リブを取り付け形を整えます。
高さ2mの煙突フードができました。
この後、耐熱塗装を施して完成です!
ロストルや灰受け等の小物も重要です!
そして設置当日、早朝の明石海峡大橋を渡り現場へ向います!
福岡より、陸路で実に650kmの距離です
現場では、大理石のテーブルも出来上がっています!
中央には、外気取り入れ口が見えますね
ここには、燃焼皿が納まります。
煙突フードや燃焼皿、灰受けやロストル等を一旦2階に搬入します。
一期工事で天井内に設置していた煙突に、エイッ!と、接続して煙突フードの取り付けは完了です
燃焼皿を取り付けます。
灰受けボックスをセットして・・、
ロストルを落とし込んで完成です!
大理石のテーブルにピッタリ納まりました
逆光で撮影すると宙に浮いている様に見えます
夜、炎の演出が入るとキレイでしょうね!!
現場は最後の仕上げ工事が追い込みです!
キレイに養生をして、設置が完了しました
さて福岡への帰り道、ファイヤーワールド岡山に立ち寄りました!
岡山県の中央部、津山市にお店はあります。
明るい店内には各メーカーの薪ストーブがあり、分かり易い展示が印象的です
アクセサリーも充実しています!
施工エリアは岡山はもちろん、広島から大阪・鳥取をカバー!!
薪ストーブをお考えの方、頼りになる美人店長さんがお待ちしておりますので、是非お立ち寄りを
福岡県飯塚市の古民家で、煙突の一期工事を行いました!
現場は、大規模なリノベーション工事が行われている真っ最中です。
本日は一期工事の予定でした・・・
しかし、台風の接近に伴い屋根瓦工事は延期し、小屋裏の防火区画造作工事のみを行いました
狭い小屋裏内で防火パネルを組み立ていきます。
現場は内装工事も最終段階ですが、一度貼ったボードを取り外して煙突の通路を造っていきます。
築100年近い小民家には、とてもコストが掛かった梁や柱が使用されています
そのため今回の煙突プランは、古材に負担を掛ける事が無い様、やや複雑な煙突の取り回しとなりました
そして、全ての煙突の位置を決める最初の部材が、この90°エルボーです
この部材の位置が決まれば、もう煙突設置工事は80%位は終わったようなものです!
大げさな様ですが、それ程位置を出すのが難しい今回の現場における煙突プランなのです
煙突部材を1ヶ取り付け、本日の作業はここまで!
次回の工事は、煙突が屋根と床を貫通します
台風が来ても、何とか工事工程に目処を付けることが出来ました
福岡地方の梅雨明けは明日位かな・・・?
兵庫県淡路市の新築ビルで、煙突の一期工事を行いました!
現場までのルートは陸路が時間の節約になりますが、体力温存のためフェリーを選びました
神戸港までは、船中泊で12時間の船旅です!
翌早朝、明石海峡大橋の下をくぐり、間もなく神戸港に入港です。
フェリーを降りると、約60km戻り、今度は明石海峡大橋を渡ります!
おとなりの雨水管が大きくて、ALCの外装板に空いたφ200の穴が小さく見えます
しかし、10mmのクリアランスを取っているので、無理なくキレイに納まります。
壁面が岩肌なので、ブラケットの取り付けに神経を使います。
地上20m、いつもより比較にならない高所で、慎重な作業が続きます
それでも、煙突本体やブラッケット類の製作精度が高いので、おのずと取り付け精度も上がります
程なく煙突は、屋上に顔を出しました
今回は、チムニーファンを取り付けます
煙突の横引きが長い場合や、高さが十分に無い等、煙道内のドラフトに期待ができない場合が出番です
モーターで強制的に引っ張ります!
煙突トップにしっかりと固定します
この後、配線作業が必要となりますが、電気工事は事前の打ち合わせで建築工事にお願いしています。
足場の解体も終わり、外部工事が完了しました。
次回は、オーダーの暖炉フードを取り付けです!
設計:草野建築設計事務所
施工:大和ハウス工業株式会社阪神支社
佐賀県唐津市呼子町の新築住宅で、薪ストーブの二期工事を行いました。
土間がある玄関と続きの、広い広いリビング・ダイニングです
オーナー様、手作りの炉台が出来上がっていました!
こちらの住宅、とても階高があり、2階の天井まで6mを軽く超えています
梁を見せる建築デザインが、大空間を演出しています。
長梯子を掛けての作業となります。
棟と煙突の位置関係より、炉台と煙突の芯がズレています
そのズレは、煙突は曲部材を使う事で、ピシャッと適正な位置に修正できます!
設計図通りに柱芯と煙突芯が揃いました
広い玄関の土間から薪ストーブを搬入します。
台車に乗って、はるばるノルウェーから炉台に到着たのは、ご存知 ヨツール社 F400 です。
とてもシックリと納まりました。 F400が室内の仕上げに良く溶け込んでいます。
この建築に最初から在った様な存在感、むしろ無くてはならない一体感があります。
F400は鋳鉄でできており、その表面は素朴なテクスチャーで覆われ、全体としてクラシックな
雰囲気です。
その佇まいと、自然素材を多用した建築の壁やレンガやフローリング等が合っているので、
一体感を感じさせるのではないでしょうか。
特に内装は泥壁で、仕上げに沖縄県産のサンゴを塗っています。
実はこちらの現場、明日7月11(土)・12(日)10:00より完成見学会となっております。
にじいろホーム 建築吉村(TEL0955-56-7258)が開催致します。
ご覧になりたい方は是非、足をお運び下さい。
現地住所:佐賀県唐津市呼子町尾ノ上1587
http://www.nijiirohome.com/event/201507/n71112.php
梅雨と台風の合間に良く晴れてくれました
現場は呼子魚港に近く、窓からは玄界灘が見える良いロケーションです
呼子と言えば、海産物が豊富で、現場の近くには干物屋さんがありました
今日の晩御飯に、アジの一夜干しを買って帰ろうかなぁ
そして帰り道、唐津と言えば唐津バーガー! 少し遅い昼ごはんに頂ました
今年の春、ある薪ストーブのユーザー様が弊社ショールームに来店されました。
お話を聞くと実は、薪ストーブが原因で火災を起こしたそうです
5年前にハウスメーカーで新築したのですが、その後、知人の大工さんが好意で薪ストーブを
設置してくれたそうです。
施工に関して知識が乏しい大工さんは、見よう見まねで壁出しの煙突と薪ストーブを設置しました。
その結果、僅か数シーズンで火災に至ったのです
ユーザー様は「プロの立場で現場を見てくれないか、その上で安全で確実な施工をお願いしたい」、と!
つまり、もう一度薪ストーブライフを再開したいと、おっしゃったのです
薪ストーブに対する熱い情熱を感じたので、早速現場を拝見しに伺いました。
火災の後も生々しい現場は、消防と警察の検証が終わったばかり
火元となった炉台の傍らには、シングル煙突が転がっています!
防火処理をしていない壁に、シングル煙突を貫通させていた様です
壁の中で燃え上がった炎は、壁の中を伝わり、破風や棟から煙を出し火災に至りました。
壁の中で出火した場合、家の中に居ると火災に気がつきにくく、避難が遅れる場合があります。
今回の状況は、シングル煙突と可燃物の距離が近く、炭化が原因で発火したようです。
消防と警察の検証の結果、原因は好意で設置してくれた大工さんの施工不良と言うことで、火災保険は
一切出ず、大工さんの賠償となりました
状況によっては、火災保険が認められない場合があるのですね!
出火当時、家族は皆外出中で、誰一人としてケガが出名なかったのは不幸中の幸いでした
さて色々な事が解決し、新築時のハウスメーカーさんによる再建築が進みます!
ただし基礎がそのまま残っているので、間取りの変更は出来ないそうです
もちろん今回の件、ハウスメーカーさんには一切の責任はありません。
今度の煙突プランは、屋根出しです
もちろん煙突は、断熱二重煙突で、防火区画もしっかりと造作します
瓦屋さんより作業が先行したので、ルーフィングを一部だけ貼っています。
さて2ヶ月程経ち、内装工事も終盤となりました。
オーナー様のセルフビルドによる炉台が完成しています
室内煙突を取り付けて・・・、
薪ストーブ本体を搬入し・・・、
せーのッ!で台車から下ろしたら・・・、
煙突を接続して完成です
薪ストーブはご存知、米国製 バーモントキャスティングス社のアンコールです!
筆者も自宅で15年程愛用しているモデルで、ウォーミングシェルフとのセットでトッププレートが広く使え、
ストーブクッキングの可能性が広がる楽しい薪ストーブです
もちろん触媒を装備しており、機能面や環境面でも高性能なパフォーマンスを発揮します!
さて、今回の件から学ぶ事は、薪ストーブのディーラーはお客様の生命と財産に関わって仕事を
していると言うことです。
これはファイヤーワールドグループ内では良く言われていることですが、再度肝に銘じながら施工技術を
高めて行きたいと考えております。
全国のファイヤーワールドグループでは、安全で確実な施工そしてメンテナンスの実施で、お客様のステキな
薪ストーブライフに貢献していきます!
それから煙突、とても大事ですよ
佐賀県神崎市のリノベーション工事で、角トップの取り付けを行いました!
築30年程の住宅です
その当時に暖炉を設置したそうですが、今回はリノベーションにあわせて煙突もリニューアルです!
RC造の煙突囲いには、打ち込みで直径300mmの煙突が顔を出しています
でも良く見ると、センターがズレていますね
でも大丈夫、予め実測をしていたので、芯ズレの角トップを製作しました
今回の煙突囲いはコンクリート製なので、ステンレスのセットアンカーで下地金具を固定します
ベース金物を取り付け・・・、
打ち込み煙突との間は、モルタルを充填します
ルーバーを取り付け・・・、
取り外し可能で、メンテナンスが容易な防鳥アミをセットします
トッププレートを取り付ければ、雨仕舞い角トップが完成です!
立派な足場のお陰で、安全に作業ができました
オーダー対応も得意ですので、ご要望があれば先ずはご相談下さい
佐賀県武雄市の新築住宅で、二期工事を行いました!
設置場所は2階のリビングルームです
実は薪ストーブを2階に設置の場合、法令上の内装制限を受けません
だから自由に設置して良いと、言う訳ではなく、例えば防火区画の造作は確実なものでないといけません!
露出する火打ちは設計打ち合わせにて木製から鋼製に変更しています
もちろん全て断熱二重煙突を使用します
天井化粧板を取り付けると見えなくなる部分だけに、確実な施工が求められます
と、言う訳で設置場所は2階です。 ここから薪ストーブは、階段を手運びする事となります
幸いにも薪ストーブは、小型で重量94kgの morso 1448CB です!
階段を登る際にガラスドアを外して、気持ちばかりの軽量化を図りました(笑)。
対流式のこのモデル、可燃物までの安全離隔距離は、背面より僅かに15cmです
チムニートップの煙突が、陸屋根仕様の建築によく似合っています
寒くなる頃、火入れ式に伺います!
熊本県益城町の新築住宅で、薪ストーブの全工事を行いました!
後期も終盤の現場では、立派に仕上がった煙突囲いがお待ちかねです!
煙突囲いは、外寸・内寸共に打ち合わせ通りに出来ています
煙突固定用の囲い内サポートを取り付けます
ベースフレームを取り付ける前に、一手間!
台風等の暴風時、壁を上って来る雨をシャットアウトします
ベースフレームを固定し・・・、
次は、煙突のセットです!
煙突のレベルが決まれば、ベースカバー(裏面には結露防止材を貼り込み済み)を被せ・・・、
煙突との取り合い部にコーキングをしっかり充填します
更に水切りカーラーを被せ、コーキングを保護します
水切りルーバーを被せ・・・、
取り外しがとても簡単な防鳥アミをセットします
トップカバーを取り付けると、外部の雨仕舞いは完了です
室内の防火区画内でも、しっかりと煙突を固定しています
化粧カバーが取り付くと、見えなくなるところなので重要ですね!
いよいよ、薪ストーブの搬入です
薪ストーブは、ご存知のデンマーク製 スキャン社 CI-8GLCB です!
対流式の中型薪ストーブでは、ベストセラーモデルですね
外に飛び出した炉台は、薪ストーブのための小部屋の様ですね
設計時にしっかりとプランを検討しているので、建築的にもすっきりと収まっていますね!
それでは、秋になりましたら火入れに伺います!!