実はファイヤーワールド福岡には、サイン(看板)が出てい無いのです
住宅街の中にあることもあり、特にサインは出していませんでした。
しかし、ショールームに気付かずに通り過ぎてしまうお客様もいらっしゃるのでサインを設置することにしました!
と、言っても予算が無いので、できる作業は自前が前提です
筆者の設計で発注していた鉄骨が、できあがって来ました
駐車場で仮組をしてみます。
コンセプトは、シンプルなのに、機能的で景観に配慮したデザインです
そこで、トラス構造の様な形状を選びました。
道路を走行中の車から確認できる様に、設置位置が決まったら基礎の穴掘りです!
三本脚なので小さな基礎で安定します。
クラッシャーを入れて・・、
自家製コンクリートを練って・・、
穴をそのまま型枠にして、コンクリートを流し込ます
三日程の養生期間を置いてコンクリートに十分な強度が出たら下穴を開け・・、
ケミカルアンカーを使用した、後施工アンカー工法でボルトを固定します。
薬品を使った強力接着剤です。
この日は気温が高いこともあり、わずか20分で実用引き抜き強度に達した優れモノです
切り取っておいた芝を元に戻して、支柱の固定が完了です!
さて、サイン本体ですがオリジナルで横断幕を作ってみました
それをロープで固定すれば、オリジナルサインの出来上がりです
左右で表情が違う立体サインです。
横断幕は、取り替えや追加が容易にできる構造です
景観に配慮しているのであまり目立ちませんが、是非このサインを目指してのご来店をお待ちしております。
夜はこんな感じです!
結構目立っているかも(笑)。
未曾有の大地震より約1ヶ月半が経ちました。
このたび、被災された方々には心よりお見舞い申し上げるとともに、復興に尽力されている
皆さまには安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。
地震直後より、弊社施工のユーザー様とは連絡が取れ安否の確認はできていました。
幸い住宅の倒壊等は無く、設置した薪ストーブは状態が悪くても傾いた程度で、転倒はありませんでした。
煙突の接続を含め、簡単な修理程度で復旧できそうです。
修理のご依頼を受けた現場に行ってきました。
最初の現場は、三船町のお客様宅です。
被災地では、交通渋滞や通行規制が多く、そのため小周りが利くオートバイで移動しました。
林道を抜けた先にある現地に到着です。
炉台は、レンガを積んだだけの遮熱壁が足元から倒れ、煙突と薪ストーブにもたれ掛りました。
煙突は少し凹み、本体の脚が一本折れてしまいました。
レンガを撤去した様子です。
折れた脚を、予め取り寄せていた部品と取り替え修理が完了です。
薪ストーブは、スキャン社 CI-1GL、愛称は「みにくいアヒルの子」 です。
メーカーの生産が終了して7年が経ちますが、部品はしっかり出て来ます!
本国のメーカーと輸入元がしっかりしているので安心ですね。
煙突は、NOVA 製 SF 5インチ断熱二重煙突です。
脚が折れた「みにくいあひるの子」とレンガの衝撃に耐え、薪ストーブ本体の転倒を防いでくれました。
移動の途中、西原村の様子です。
被災した現地では、写真を撮るのも忍びない位に殺伐とした光景が広がっています。
それでも、鯉のぼりが空に泳いでいたのは勇気付けられます!
その様ななかで、現地の方に興味深いお話を聴くことができました・・・、
「私の自宅は2度目の地震で倒壊しました。」
「なのに2度の激震を受けてもほとんど被害が無い家屋があるんです!」
「でも、道路を挟んだお向かいは、1度目の地震で倒壊しました。」
確かに、写真一番手前の屋根はシャチ鉾を含め屋根瓦は無傷の様です。
しかし、その奥は大きな被害を受け、更に奥は被害が小さい様です。
左側奥の竹林は崩落しています。
震源付近では、ごくごく狭い範囲で、例えば活断層と活断層に囲まれたエリアは揺れから切り離され、
被害を受けにくかったのかも知れません(あくまで筆者の想像です)。
地盤が浮遊し、偶然にも免震構造の様な状態だったのでしょうか?
さて益城町のお客様宅に到着です。
15°のエルボーを使ってオフセットしたかの様に、薪ストーブが横方向に動いています。
煙突はSRCの断熱二重煙突です。
ジョイント部分が外れ折れ曲がった様に見えますが、変形等は確認できません。
ロッキングバンドが煙突の縁を掴み、かろうじて煙突の脱落を防いでくれました。
断熱二重煙突は、設置強度の意味でも重要ですね!
メンテナンスも同時に行い、薪ストーブを正規の位置に戻して作業が完了です!
南阿蘇村の現場に移動する途中です。
鳥居の支柱が動き、上部が離れてしまったまま立っています。
この鳥居に程近いお客様宅では、幸いにも被害が無く、薪ストーブ(イントトレピットⅡ)も数センチ動いただけで
済みました。
この様に被害の大きさは様々です。
しかし被害を受けた方々は、今までの日常の風景が一変してしまったことに違いは無く、耐えがたい苦痛だと
思います。
今回の地震で被災した方とその地域の方々が、一日も早く日常の生活を取り戻せる様お祈りいたします。
福岡県久山町の新築住宅で、クッキング薪ストーブの設置を行いました!
設置する場所は、土間フロアになります
スケルトンな鉄骨階段が、土間とリビングの空間を広く見せてくれますね!
普通ありがちな、階段下収納をあえて設置しないのがとても格好良いです
ロフトの天井まで一期工事で設置した煙突に、室内煙突(もちろん断熱二重煙突)を接続していきます。
二階の吹き抜け部を通過して・・・、
土間まで、煙突が下りてきました
外部デッキより、直接土間に搬入できました!
先は、薪ストーブ本体を設置して・・・、
その上に、オーブンを接続します。
完成し、その日のうちに試運転となりました
こちらのクッキング薪ストーブは、ワム社 クッキング4です。
ダンパーで煙道を切り替え、オーブンを加熱する構造になっています。
鋼板製のためか、どことなくブリキのロボットを想像してしまいます。
表情があって存在感があるクッキング薪ストーブですね!
美味しいオーブン料理を楽しんで下さい
設計・管理:キトレペ建築設計事務所
福岡県太宰府市の新築住宅で、全工事を行いました!
今回の煙突プランは壁出しです
壁の中には、予めメガネ石を取り付けておきます。
破風にブラケットを取り付け、煙突の高さと寄りが決まります!
90°の曲がり位置も計算通りです
重量がある断熱二重煙突は、堅牢なチャンネルブラケットで固定します。
化粧板を取り付け、外部の雨仕舞いは完了です
室内も化粧板が取り付き、薪ストーブ本体の設置準備が整いました
今回の搬入はテラスから
室内煙突(もちろん断熱二重煙突ですよ!)を接続し、SCAN社 アンデルセン8の設置が完了しました!
今年の秋頃、もう一度火入れのためにお伺い致します。
さて煙突の右側奥、ケヤキに隠れてもう一つ煙突があるのですが見えますか?
ズームしてみました
こちらは、4年程前に弊社で施工させて頂いたもので、バーモントキャスティングス社 アンコールが
納まっています!
ゆっくりとですが、地域に薪ストーブが普及しはじめています
各地から届く桜の開花ニュースが、薪ストーブシーズンの終わりも告げています
いえいえ、そんな事はありません!
主暖房としての役目が終わったこれからの時期は、クッキングを楽しんでみてはいかがでしょうか!?
と、言う訳で、簡単なのに本格的な薪ストーブクッキングをご紹介致します
使用する薪ストーブは、ご存じ SCAN社 アンデルセン8 です。
先ずは、薪ストーブの炉内を使ったオーブン料理です!
クッキングスタンドと10インチのダッチオーブンが良い仕事をしてくれます。
肉屋さんで調達した丸鶏を、野菜と一緒にダッチオーブンの中に詰め込みます
背中が焦げない様にセロリを敷き詰め、チンしたジャガイモやニンニクを入れのがポイントです。
お腹の中にもニンニクやニンジンをたっぷり詰め込みます!
火の加減は、170~190℃がベスト!
200℃を超えると、中に十分な火が通る前に、表面が焦げてしまいます。
そして何よりも大事なのは、下より上からの熱を強くすることです
待つこと70分・・・、
パリッと焼けた鶏の丸焼きができました
お次は、こんな便利グッツを使ってピザを焼いてみます!
もちろん、クッキングスタンドとピザパンの組み合わせでも大丈夫です!
中身は市販の冷凍ピザなのですが、水分が飛んで実にパリッと焼けました
こちらの所要時間は、1~2分程です
直火なので、燃えない様によく見ておかなくてはいけません!
炉内を使ったクッキングは、どんな薪ストーブでもできます
大きな暖房が要らなくなったこのシーズン、薪ストーブの楽しみ方を広げてみて下さい!
大分県中津市の既設住宅で、薪ストーブの全工事を行いました!
鳥の唐揚げが美味しくて有名な町です
日ごろの行いが良いのか、天候に恵まれました
先ずは瓦の解体です!
室内からは、天井に穴を開けて防火区画の造作を行います
小屋裏内は意外に混雑しており、梁や母屋・火打ち・配管を避けて煙突の位置を決める必要があります
安全上、断熱二重煙突は当然ですが、小屋裏に煙突が露出しない様に煙突囲いを造作するのです
煙突の位置が決まったところで完全に固定します!
雨仕舞いフラッシングを取り付け・・・、
瓦を復旧すれば、屋根の雨仕舞いが完了です
ここで薪ストーブの搬入ですが・・・君、邪魔です
何か、お手伝いしたいのは伝わって来るのですが・・・ 君には無理かも。
無事に搬入も終わり、室内煙突を接続すると設置が完了です!
その日の内に取り扱い説明を終え、火入れを行いました
さて、設置した対流式薪ストーブの代表的人気モデル SCAN社 アンデルセン8 ですが、なんと
本年をもって生産の終了が決定しました
そして、大型モデルのアンデルセン10も同じく生産終了となります。
ご注文は、5月末までの予約受付けとなります!
ご検討中のお客様は、是非お早めのご決断をお勧め致します!!
長崎県対馬市の既設中学校で、薪ストーブの設置工事を行いました!
出発の前日、積み込み前の様子をショールームでパチリ!
そうなんです、今回は2台を同時に設置するのです
そんな薪ストーブは、デンマーク製 モルソー社の 7110CB 。
本体の側面には、バイキングのルーン文字に良く登場する「セント・ヨハネ・シールド」と呼ばれる魔よけの
シンボルマークがデザインされています。
さて深夜の博多港、これより対馬行きのフェリーで、4時間半の船旅です。
それにしても、最近は良くフェリーに乗っていますね
翌朝、現場の対馬市立佐須中学校に到着です!
早速、重機を使って薪ストーブ本体の搬入です
クレーン玉掛けの資格、もちろん持っています
被服室のベランダより搬入した薪ストーブは、二台並んで・・・、
土曜日で、生徒さん達が不在の廊下を進みます!
すでに外部には、立派な足場が仮設されています!
先ずは、その最上部でアンカーの打設作業を行います。
軒先に段差があるため、予め製作していたブラケットで出幅の調整を行います
丸トップを取り付け、外部煙突の設置が完了です
煙突は、2階のベランダより出て、3階を通過しています。
煙突の貫通部は、ガラス窓をアルミ板に取り替えて対応です
無事に教室への設置が完了しました
さて、次の現場です!
こちらも予め、ガラス窓をアルミパネルに取り替えて煙突の貫通部を確保します。
薪ストーブの設置場所は、やはり2階となります。
この部屋は多目的室となっており、一部は図書室です。
更に、この部屋は壁と天井が木仕上げとなっており、消防法はもちろん対馬市の火災予防条令を
クリアするため、やや複雑な煙突の取り回しとなりました
ほど無くして、多目的室も設置が終わりました!
これで、土日の2日間を掛けた薪ストーブ工事が完了しました
明日は早速、燃焼試験を兼ねた取り扱い説明です
さて、月曜日となりました。
ごく普通の教室に薪ストーブが設置されました
これより発注者様の検査を受け、燃焼試験となります。
実際に、使用と管理を行う先生方達には、特に分かり易い取り扱い説明が必要です。
各方面よりご質問を受け、ご納得(!?)を頂きました
校長先生に火を入れてもらい、慣らし焚きがスタートです!
こちらは、新一年生の教室となります!
多目的室では火入れ後、早速生徒さん達が集まって来ました!
興味深々ですね
それにしても、薪ストーブがある図書室なんて素敵過ぎます!
火と刃物を遠ざける昨今の教育方針の中、同校では薪造り等の体験学習を行っていくそうです。
自然と対話し、生きる力を養う事ができる素晴らしい取り組みだと私は思います。
丸3日間の工程を無事に終え、博多港へ戻ることとなりました。
この場をお借りしまして、関係者の皆様にお礼を申し上げます。
発注:長崎県対馬市対馬市長
設計:対馬設計
施工:有限会社橘建設