山口県山口市の古民家で、薪ストーブの全工事を行いました。
関門橋を渡り、いざ本州へ!
先ずは、瓦の解体です
開口部の防火工事、断熱二重煙突の固定ができると、結露防止材付きインナーフラッシングを取り付けます。
そして、本命の鉛フラッシング。 二重の雨仕舞い対策で安心です
瓦の復旧が終わると、外部の工事は完了です!
そしていよいよ、薪ストーブ本体の搬入です。
リノベーション中の建物には、想像を絶する大空間が広がっていました
そして、その大空間を可能にしているのが巨大な梁! 大きなところででは直径が1.2mもあります
外径200mmの断熱二重煙突が、とても細く見えます。
画して、天保元年(1830年)に建築なった古民家に、現代の薪ストーブが納まりました
薪ストーブは、デンマーク製 スキャン社 CI-10GLCB 。モダンデザインでは大型の対流式薪ストーブです。
182年前の古民家とモダンタイプの薪ストーブ。 不思議と調和が生まれる組み合わせです。
コストを十分に掛け建築された建物は、世代を超えて受け継がれていきます。
その時代の主人が、手直しをし次の世代に残していくのです。
「良いものを永く使う」、CI-10GLCBもそのコンセプトで選ばれました。
薪ストーブも末永く可愛がってください
それにしても見事な梁組です! 文化財に指定されるのでは?!
福岡県福岡市の新築住宅で二期工事を行いました。
お引越し間近の住宅です
外部では外構工事の真っ最中!
「あらよッ」と、空中で上手くかわして、薪ストーブ本体の搬入です 慎重にね!
建築の構造上リビングが2F相当の高さにあります。
よって今回の薪ストーブは、分解・運搬・組み立てが行われます。
それにしても良く働く力持ちスタッフです
私もたまには力仕事をします。
オッと、家具が搬入済みです、慎重に!
トッププレートを取り付け、組み立ては完了です
タイルの床と漆喰の壁で構成されたシンプルなリビングに、すっきりと薪ストーブが納まりました。
インテリア性がとても高いこの薪ストーブは、デンマーク製 モルソー社のモデル7110CB。
スカンジナビアン・デザイン独特なディテールが特徴のクラシックモデルです。
愛称は「バイキングストーブ」!
その理由は、サイドプレートに鋳込まれたバイキング時代のシンボルマーク「セイント・ヨハネス・シールド」が
あるからです。
意味あるデザインに歴史を感じさせますね
今年も「ファイヤーワールド福岡 春の薪作り体験」を、熊本県南小国町で行いました
先ずは集合写真をパチリッ!
阿蘇山を眺望できる高原のキャンプ場がメイン会場です。
弊社で販売・施工を行った薪ストーブユーザー様(総勢70名)にご参加を頂きました
徒歩5分、早速フィールドに移動して・・、
プロによる立ち木の伐倒です
ワイヤーの先にあるのは樹齢約30年(画面やや右)のクヌギの木、倒す方向をワイヤーで制御しています
広葉樹は25~30年でほぼ成長が止まり、二酸化炭素の吸着も著しく低下します。
また広葉樹は、伐採を行うと切り株より萌芽します。
こちらは、去年のイベントで伐採した切り株より萌芽した様子です
ちょうど一年で1m位成長しています!
これから30年の間、大気中の二酸化炭素を吸収しながら、やがて大木に成長していくのです
つまり、広葉樹の計画的な伐採は地球温暖化防止に役立っているのです!
倒れた木の枝を払い、重機で運び出すために1.75mに切り揃えていきます。
会場に戻り玉切り作業です。
1.75mから35㎝の玉切りが5ヶできる計算です
ウマを使えば、安全な高さで作業ができます。
姿勢に無理が無いですね!
弊社オリジナルの玉切りウマです。幅や高さをオーダーで製作します。
この日、初めてチェーンソーを握った奥様、その姿は なかなか堂に入っていますよッ
エンジン式薪割り機を使って、薪割り作業が進みます。
力持ちスタッフ(!?)が心強いですね
皆様の共同作業により、見る見る薪の山が高くなって行きます!
この辺りで午前中の作業は終了です。
そしてお昼の時間 素敵なフィールドの中で大地の恵みをお腹一杯頂きました!
アクセサリーやメンテナンスグッズを販売
「お父さんは、家族の快適な暮らしのために頑張るよ」
未来の薪ストーブユーザーを発見! 自分で作った薪は宝物だね
午後の作業も終わり、力を合わせて出来た薪を車に積み込みます。
事故も無く、無事に作業が終了しました。
皆さん、お疲れ様でした!
今回の薪作り体験会を通して、薪ストーブを使うことの楽しさが より一層深くなれば幸いです。
伐倒は無理としても、玉切りの作業からならOK!
薪のストックが増えると気持ちが豊かになる!
薪ストーブは、灯油や電気を使った暖房より快適!
メンテナンスで手や顔が汚れても何だか楽しい!
揺らめく炎を見ているのが好き!
何より家族が幸せ!
そんな楽しい薪ストーブ生活は、人生の幸福度を上げるエッセンスです
特殊な納まりの現場に、いよいよ薪ストーブ本体の搬入です!
力持ちスタッフが台車で運ぶ薪ストーブは、重量180㎏のアンコール エバーバーンです
しかし、現場は2F
玄関ホールをうろうろしていると、おっと! ホームエレベーターを発見
エレベーターガールが、親切に2Fの現場まで案内してくれました
なんて言うのは冗談で、綿密な搬入計画を検討した結果、特別の特別で引渡し前のエレベーターを
使用させて頂ける事になりました。
お陰様で大変スムースに本体の設置工事が進みました。 EVと所長に感謝
午後には、取り扱い説明と火入れ式を行い、オーナー様の手で薪ストーブに火を入れて頂きました
炎って、不思議と人を引き付けるんですねぇ。
薪ストーブの着火は、もちろん子供達にとって初めて見る(体験する)事ですが、言葉がいらない魅力が
あるのです。
ガラスの奥では炎が踊っているだけですが、きっとテレビなんかよりずっと面白いんですね
春爛漫 花が咲き乱れる頃、楽しかった薪ストーブ生活も終わりに近づきます
しかし、そんな時こそ暖房を気にせず ストーブクッキングが楽しめるタイミングなのです
今回は「冷凍ピザ」を調理(笑)してみました。
薪ストーブを使用中なら、熾き燃焼の状態がGOODタイミングです。
火が消えている状態なら、炭を使い火を熾し炉内温度を上げていきます。
もちろん薪を燃しても良いですよ
今回は、炭(岩手の切炭)を使って時間を短縮してみました。
炭に十分に火が回ったら、炭を炉内両端に移動させ クッキングスタンドをセットします
熱源を両端に配置することで、熱が壁面を伝い上部からの加熱が上手くできます。
また、真下は焦げやすいので、熱源をほとんど置かないのが薄いピザを焦がさないコツです
冷凍ピザの登場! カチカチに凍ってます
今回オーブン料理に使用した薪ストーブは SCAN CI-8GLCB です。
スクゥエアな炉内の広さがオーブン料理に重宝します。
更に、取っ手が外せる「岩鋳」の南部鉄器 ピザパン、 こちらもとても便利ですよ!
扉を閉めて いよいよ調理がスタートです。
ほんの2分程で出来上がり! チーズが美味しそうに溶けています
冷凍ピザがパリッと焼き上がりました
こちらは「ムール貝のシーフードピザ」 いただきま~すッ
薪ストーブの出番が減ってくるこの季節、暖房を気にせず薪ストーブクッキングを楽しんでください
福岡県北九州市の新築住宅で一期工事を行いました。
RC造3Fの屋上で、角トップの下地を取り付けていきます
RCの躯体にアンカーボルトを使い、各種ブラケットを固定します。
そして、断熱二重煙突の固定も終わりました・・が、何だか煙突芯がとてもズレています!?
当然、チムニートップの穴もズラさなくては!?
でもご安心下さい、あらかじめズレを計測し、特注で製作したチムニートップがほぼゼロの精度で納まった
瞬間です
この時、99%の仕事がすでに終わった気がしていました。 気持ちイイ~ッ!
あとはルンルン気分で組み立てが進みます
ルーバーを取り付け・・、
角トップが完成し、外部の雨仕舞いが完了しました
しかし室内に下りると、3Fの床を貫通する辺りの納まりは難しく・・、
化粧板の加工や寸法精度が大変シビアで・・・、
やっとの思いで、2Fリビングまで煙突が下りてきたのでした
ルンルン気分も何処へやら、夕方にはゲッソリ やつれ気味。
しかし、その日の晩にはビールですっかり元の体重に戻ってしまうので、アラ不思議です
さて次回は、二期工事のレポートです
えッまた2Fに運ぶの!?
福岡県糸島市の新築住宅で二期工事と火入れを行いました。
この現場は、檜と杉、そして土壁で出来たオール自然素材の住宅です。
そんな杉の床を大胆にカットします
実はここ、二階の子供部屋。
すでに一期工事で取り付けた断熱二重煙突がスタンバイしています
二階の床を貫通し、断熱二重煙突が一階まで下りてきました。
炉台は特注のオールステンレス製です
奥様たってのご希望でシャープなヘアライン仕上げとなりました
しっかりと空気層を設けているので、建築を熱から守ります
そして薪ストーブ本体の搬入 力持ちスタッフが頑張ります!
重量200㎏に迫るアンコール エバーバーン、食い縛るその表情からも重さが伺えます。
そんなスタッフの働きで無事にアンコール エバーバーンが炉台に納まりました
(私は写真を撮っているだけの様ですが、しっかり働いていますよ~)
そして待ちに待った瞬間です!
ご主人の手で、最初の火をストーブに入れて頂きました。
薪ストーブの本体温度も上がり、程なくして奥様と二階の子供部屋で談笑。
この位置ですと、断熱二重煙突(NOVA SF)から漏れる熱は僅かです。
(注:採熱の効果はありません、あくまで熱を発するのは薪ストーブ本体です)
断熱二重煙突は人や建築にダメージを与える事無く、安全に薪ストーブの排気を促進させます
ほんのり暖かくて安全で頼れる断熱二重煙突! 大好き
佐賀県神埼郡の既設住宅に薪ストーブと炉台を設置しました。
煙突の位置を決め、慎重に瓦の解体です。
最近の瓦は、ほとんどが防災瓦です。
防火区画造作のために屋根を開口します。
垂木もカットしますが、開口部補強を行いますのでご安心下さい
「よっこらせッ!」 小屋裏が深いので、断熱二重煙突はあらかじめ連結して取り付けます。
断熱二重煙突二本で約20㎏の重量がありとても重いのです。
アルミ製インナーフラッシングを取り付け・・、
瓦と相性が良い鉛製フラッシングを取り付けます。
瓦をカットし、格好良く復旧すると外部の雨仕舞いは完了です
さて室内では、炉台の造作工事が進みます。
ご主人たっての希望で、全てが大谷石の炉台です。
やはり空気層を設け、建築本体に熱が伝わらない様にするのがポイントです
順和風の家に大谷石の炉台が良く似合います
これより養生のため2日程時間を置きます。
そして数日後、大谷石の炉台に薪ストーブが納まりました。
黒のイントレピットⅡは見事に順和風の住宅にマッチしています
そして待ちに待った火入れ、ご主人の数年来の夢が叶った一瞬です!
そんな夢実現のお手伝いが出来てファイヤーワールド福岡はとても光栄です