長崎県対馬市の新築住宅で、一期工事を行いました!
出港はいつもここから!
午前零時の博多港です。
棟上げ直後の現場の様子です
大工さんに、野地板とルーフィングの一部を先行して頂きました!
お陰様で、スムーズに煙突の取り付けが完了しました
さて、対馬のサラメシです!
本日の日替わりアラ炊き定食は鯛です
もの凄いボリュームの鯛ですが、更にうどんが付きます
おなか一杯、ごちそうさまでした!
そして15時半の便で博多に戻ります。
20時過ぎ、ポートタワーが間近に見えると間もなく着岸です。
片道約4時間半の対馬はとても近く感じます。
何故なら来月、五島列島福江島での工事が待っているからです
8時間と少しの船旅も、ここからの出発です
さて、11月末の28~30日を臨時休業と致します。
ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞ宜しくお願い致します。
「ガレージに薪ストーブを設置したいのだが?」とのご相談を受けました。
何はともあれ、現地を確認しに行ってみると・・・、
いわゆる”イナバガレージ”でした
但し、構造用合板で内装工事が施されています。
本来ならば0.8ミリの鋼板のみなので、内壁があることで随分断熱効果があります。
設置場所は、このコーナーご希望です
傾斜地に建つガレージの外観です
「100人乗っても大丈夫」な屋根の勾配は極々僅か。
煙突を屋根から出すには、雨漏りのリスクがとても高そうです
やはり、壁から出すしかないか!
しかし、取付部強度の確保が課題になります。
これから見積もりが完成するまで、約1ヶ月間の苦悩の日々が続くのでした
そしてアイディアが閃いたのです
世の中にある、色々なモノからインスピレーションを得ます。
今回は、スーパーカーのスペースフレーム構造がヒントになりました。
しかし、煙突を壁から出す際の、支持構造と取付方法が重要です。
検証のため実測図を基に直ぐにスケッチを起こし、そして模型を製作します!
先ずは、材料の切り出しと加工。
主な材料は、加工がし易い真鍮の丸棒です
半田を使い組み立て。
支柱部分が完成!
煙突は直径20ミリの塩ビパイプ、雨仕舞丸トップは直径30ミリの鉄のカーラー!
何だか楽しくなってきた
亜鉛スプレーで、ステンレスパイプの雰囲気を出します。
黒く塗装した煙突を組み合わせると完成です
ガレージ壁面に取り付けたイメージです。
今回は、支柱の製作と薪ストーブ本体・煙突資材と、その取り付け全ての
裏付けが取れての見積もり作成となります(模型だけなら簡単)。
お客様に、この模型と図面でプランをプレゼンテーションしたところ、
一発OKとなりました
さて、これから実施に入ります。
先ずは、材料の切り出しと加工。
主な材料はステンレス(SUS304)です。
溶接機を使い組み立て。
支柱が完成!
そして工事は、壁面のカットからスタートです
支柱の下部は、布基礎のブロックにアンカーボルトを貫通させ、そのせん断応力に
荷重を預けることにしました。
上部は構造の梁とボルト接合、更に中間部は下地材を挿入した壁を貫通ボルトで固定。
完璧です
何だか楽しくなってきた
支柱の取り付けが完了しました。
煙突を取付て・・・、
完成です
機能が形になりました!
少ない部材で強度を確保し、そしてセンス良く美しく!
ステンレスの光沢とマットブラックの煙突が、秋の青空に映えます
軽快で繊細なディティールも美しく、オーナー様も大満足です!
おっと、忘れていました!
薪ストーブは、ノルウェー製 ヨツール社のF305LLです。
珍しいホワイトエナメルです
設置が完了しました!
これまでは、冷え切ってしまう冬のガレージライフをエアコンや灯油ストーブで
我慢していたそうです
これからは、暖かい薪ストーブに火が灯ると、益々趣味にも熱が入りそうですね
さて、この広いガレージですが、オーナー様の趣味のモノで埋め尽くされていました。
了承を頂きましたのでご紹介致します。
こちらは、今も現役で使っているLPラジカセ!
何とLPレコードプレーヤーを搭載しています
左側上面にはカセットテープレコーダー
勿論ラジオも楽しめます
こちらは短波専用の受信機です。
当時、ソ連のラジオ局から、受信証明ハガキをもらったこともあるそうです
そしてこちらは、ラテカセ
ラジオにテープレコーダーにモノクロテレビが付いたモノです。
iPhoneよりも小さなブラウン管で観るテレビは、昭和を覗き見れそうです。
さて、こちらはフラッシャー付きのデッドストックの自転車です。
その自転車に取り付けるとカッコイイ、こちらもデッドストックのスピードメーターです。
小学生のころ、これにあこがれたものです
ここには、アナログからデジタルに移行する過渡期のアイテムが揃い、飽きることがありません。
そんな移行期の工業製品が他にもたくさんありました!
ドイツを始め、イタリア製のスポーツカーが・・・
特にフェラーリは他にも数台あるそうです
その中でも特に驚愕なモデルがありました。
わざわざ他のガレージから持ってきて頂きました。
と、言うのも、このスーパーカーがあるからこそ、支柱のデザインが閃いたのです!
フェラーリ テスタロッサ 1984年式の初期型です。
初期型はミラーが運転席側だけで、Aピラー中ほどの高さにあります。
不思議な感じがしますが、初期型だけの特別な装備です。
また、この初期モデルはアメリカの刑事ドラマ「マイアミバイス」で、ドン・ジョンソンが
演じるソニー・クロケッット刑事の愛車として有名です
80年代の深夜帯、リアルタイムで見ていました。
そう言う筆者も、実車は初めて見ました
ところで、ドアノブが見当たらないと思っていると、さりげなくオーナー様がドアを
開けてくれました。
ドアのエアーインテークフィンの上部にノブが隠されていました。
抜かりが無いデザインです
インテリアは、ノンパワステの5スピードギアが醸し出す漆黒の空間です。
僅かに、モノクロ液晶のデジタルパネルが時代の変化を告げています。
正に時代は、アナログからデジタルに移行する境目の時!
昭和の後半に生まれた、様々なアイテムを愛してやまないオーナー様でした
長崎県島原市の新築住宅で、薪ストーブの設置工事を行いました!
島原半島に位置する現場までは、長崎自動車道を通り2時間30分の道のりです。
秋晴れが清々しく、快適に作業が進みます
完成した煙突の左側に平成新山、右側には普賢岳が見えます
どことなくアーリーアメリカンな雰囲気が漂う平屋の建築です。
壁面が色分けされ、こちらから見るとカントリー風です
木と漆喰とタイルで仕上がった室内には、梁との干渉を避けた煙突が下りてきます。
室内もアーリーアメリカン風!
そんな建築に似合うのは、やっぱりアメリカ製の薪ストーブ!
とても人気が高いバーモントキャスティングス社のアンコールです
しかもカラーはレッド!
ウォーミングシェルフを装備したアンコールは、風格があります
後日、改めて火入れに伺います!
さて帰路は、多比良港よりこの船に乗り、熊本県荒尾市の長洲港に向かいます。
そう、国道389号線は、海上を通っているのです
乗船後程なくして振り返ると、島原半島全体が見渡せます
左側に平成新山、中央の雲に隠れた山が普賢岳です。
乗船時間は40分。
九州道を経由して会社まで1時間30分です。
トータルすると、海上の国道を利用した方が時間の節約になりそうです。
しかしこの日は、佐賀・長崎・熊本・福岡と、良く移動しました!
福岡県東区の新築住宅で、薪ストーブと煙突の設置工事を行いました!
予め支給しておいたメガネ石を、建築工事にて所定の位置にセットして頂きました
つまり今回は、壁出しのスタイルとなります!
軒先との位置関係もバッチリです
後日、足場も解体され薪ストーブ本体の搬入です
台車に乗ってリビングに到着した薪ストーブは、ノルウェー製 ヨツール社 F3です
ムムム!初めて見る炉台です
枕木を鋼製板で固定したような雰囲気ですが・・・。
良く見ると、モルタルワークの様です!
鋼製板も鎹(かすがい)もビスの頭も、全てモルタルで表現しています!
ロートアイアン風(鍛造)の意匠が良いですね!!
通気層もバッチリです
ハードな雰囲気の炉台に納まったF3です。
この組み合わせは、シンプルにカッコイイですね
そしてなんと、キッチンも完全にモルタル仕上げです
モルタルなら大きさや形状はもちろん、色やテクスチャーも自由に造作できます。
補修もできるので、将来にわたって安心ですね
外観はこんな感じでクールです
工務店さんのセンスと左官職人さんの腕を、余すところなく発揮していた現場でした
10月に入り虫の声も聞こえてくる頃、薪ストーブ屋は繁忙期に入ります!
メンテナンスと取付工事が重なるので大忙しです
そんな中、福岡県筑紫野市の新築住宅で、薪ストーブ工事を行いました。
一期工事は既に終わっていたので、今回は薪ストーブ本体と室内煙突の取り付けとなります
台車に乗ってリビングの炉台まで一気に搬入です
せーのっ!で台車から下して、仮置きです。
とは言え、煙突の芯も薪ストーブの脚もタイル目地とピッタリ納まってますね
大工工事に屋根工事、左官工事に煙突工事の全てが図面通りに施工できています
気持ちいい!
薪ストーブは、デンマーク製 モルソー社のベストセラーモデル 7140CBです!
側面にコンベクションパネル、背面にヒートシールドを装備した対流式のタイプ。
可燃物までの離隔距離が小さく、家具や家電は勿論、ユーザーに対して優しい薪ストーブです
モルソーを代表する中堅モデルです
福岡県小郡市の既設住宅で、薪ストーブと煙突の設置を行いました!
現場はリフォーム工事の最終段階
先ずは、天井から工事開始です!
そして屋根に穴を開けるのですが、この日は生憎の雨模様
しかし、シートを張っての雨対策です
素早くフラッシングを取付、瓦を復旧します。
天井内の防火区画を造作し、室内煙突が下りてきました。
雨仕舞も終わり、ここまで来れば一安心です。
そして、薪ストーブの搬入です
今回は、ガラスフロアプレートの上に設置します
設置前には、ゴミが入らない様に注意が必要です。
薪ストーブは、デンマーク製 ライス社 Q-TEE2Tです。
直線的な構成でインテリア性が高いモダンなデザインは、ガラスフロアプレートの
相性がとても良いですね
大きなガラスドア越しに見える炎が楽しみです
明日、9月26日(日)は都合によりお休みさせて頂きます。
急なお知らせでご不便をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い致します。
さてこの時期、多数のメンテンナスをご依頼頂いております。
その中でも恒例の現場がこちらのF400です。
今年もやはりこうなってしまってたか・・・
ここまでハードに使われるF400も珍しいと思います。
ある意味、薪ストーブ冥利に尽きます
そして清掃の他に、錆落とし・下地調整・塗装仕上げが毎年繰り返されるのです。
メンテンナスの甲斐がありますねえ。
ドアや天板、アッシュリップの錆が酷い状態です
ドアのココは、錆が深く特に酷い
次回はサンドブラスターを持って来たいものです。
それでも手持ちの道具を駆使して、キレイに補修するのです
BEFORE
AFTER
来年も一つ、お手柔らかにお願い致します
大分県日田市の既設住宅で、薪ストーブの設置工事を行いました。
今日は台風が来る二日前、穏やかに晴れた秋の日です。
お庭には大きな楓の木があり、見事に紅葉するそうです
ラダーを使って、一気にリビングに搬入します。
薪ストーブはヨツール社 F400SE ECO
デビューから20年が経ち、この秋にモデルチェンジした最新の機種です!
外観の変更は無いのですが、なるほど燃焼室がまるで違います
エアーチャンバーが無くなり、代わりにバーミキュライト製のバッフルプレートが
装備されています。
燃焼室の構造は、同社のF305に酷似しており、旧タイプに比べ、格段にメンテンナス性が
向上しています
煙突を接続して、設置が完了です!
早くも、冬の支度ができました
福岡県宗像市の新築住宅で、薪ストーブの設置を行いました!
外部煙突は施工済みなので、今回の作業は二階の天井穴開けからスタートです!
今回は、二階の床を貫通します
床貫通部の防火区画に、床の開口部に化粧板を取付けて塞ぎます。
二階床貫通部の防火区画内で煙突を固定します
一階まで煙突が下りてきました!
広いお庭には、気持の良い風が吹いています
秋を感じながらの薪ストーブ本体搬入です
薪ストーブはデンマーク製 モルソー社のベストセラー 1126CBです。
重厚な造りですが、どこか愛嬌がある顔つきは世界中のユーザーに愛されています
暑い夏も終わり、季節は秋に変わりつつあります。
薪ストーブシーズンに一歩近づきましたね!
火入れが楽しみです