前回に引き続き、真夏の現場紹介です
	今回は炉台の造作と薪ストーブの搬入をレポートします。
	 
	
	このエリアが薪ストーブが収まる炉台です。
	あらかじめ作図しておいた図面を元に、地墨を描きます
	 
	
	檜の廻し縁でアウトラインを決め、十分な補強を行います。
	また、遮熱壁は25㎜の空気層(大変重要!)を取るために下地の不燃ボードを浮かせて固定します
	 
	
	オーナー様は家族会議を行い、レンガの風合いや色が決定されました。
	そのデザインに従いタイルを貼り込んでいきます。
	左官工事職人の腕の見せ所です!
	弊社は一般建設業の他、タイル・レンガ・ブロック工事の建設業許可を有しています。
	薪ストーブ工事の際は、炉台の造作工事も安心してご用命ください
	 
	
	床は磁器タイルです。
	適正な目地を取りながら慎重に貼りこみます。
	 
	
	完成です!
	養生のため、最低3~4日加重を掛けないようにします。
	 
	
	既設の柱と壁を生かした美しい収まりになりました。
	しかしその裏には、建築本体を薪ストーブの輻射熱による低温炭化を防ぐ目的があります。
	発熱・蓄熱・遮熱・断熱と、目的に応じて熱作用をコントロール出来るのは薪ストーブの専門店ならではです
	 
	
	それから数日後、薪ストーブの搬入・設置を行いました。
	190㎏の薪ストーブも、油圧リフトで安全に搬入です
	 
	
	薪ストーブは、ベルギーの名門  ドブレ の 640CB です!
	高品位な鋳物を鋳造する事が出来るメーカーで、その技術は燃焼や表面の仕上げに表れています。
	このモデルは正面の他、右サイドに小振りなドアが装備されています。
	薪を投入する際に空気の流入を最小に抑え、薪ストーブ本体の温度低下を防ぐメーカーの工夫です
	右ドアへのアクセスを考慮し、薪ストーブ本体を左寄りに設置しました。
	是だけ広いと、ストーブアクセサリーも余裕を持って置けます。
	火入れ式は秋の虫たちの声が聞こえる頃、楽しみですね。