福岡県宗像市の新築住宅で、薪ストーブの二期工事を行いました!
室内煙突の取り付けです。
それにしても天井が高い!![]()
化粧板が取り付けが終われば、高所の作業も一安心![]()
続いて搬入です。
ベランダから失礼します![]()
約150kgの本体を慎重に床に下ろします。
おや、炉台が・・・、無い!
いえいえあります、今回はガラスフロアプレート仕様なのです
「きれいなフローリングを隠したくない」と、言うオーナー様の意向です。
ガラスフロアプレート仕様は、モダンデザインの薪ストーブにはとても似合います![]()
設置が完了した薪ストーブは、ノルウェー製 ヨツール社 F305 です。
このストーブはノルウェースタイルを発信するデザイナーグループによってデザインされました。
数々のデザインアワードを受賞したそのフォルムは、もはやインテリアの一部と言っても過言で
はないでしょう![]()
モダンラインの薪ストーブと、ガラスフロアプレートとの組み合わせは、とてもクールですね!
長崎県壱岐市の既設住宅で、薪ストーブの全工事を行いました。
深夜の博多港より、壱岐・対馬行きのフェリーに乗船です。
翌朝、
現場では、リフォーム工事が急ピッチで進んでいます![]()
今回の現場は、吹き抜けが無い2階建てです。
そのため煙突は、1階の天井と2階の天井を貫通します。
地元の大工さんに、屋根の穴あけと防火区画を造作してもらいます![]()
煙突を固定して・・・、
インナーフラッシングを接着し・・・、
和瓦と相性が良い、鉛フラッシングを被せて、各部の水密を取ります。
後は、地元の瓦屋さんにバトンタッチです![]()
2階の床を貫通した煙突が、1階まで下りてきました。
薪ストーブ本体の搬入です!
無事に設置が完了しました!
薪ストーブは、北米製バーモントキャスティングス社の末っ子、イントレピットⅡです![]()
小型ながら、触媒を装備した高性能モデルです![]()
さて壱岐島と言えば、猿岩が有名です(他にもあります)。
フェリー出港までの時間を利用して、島の北部に足を延ばしてみました。
するとそこには、確かに強大なニホンザルがいました![]()
この位置から見ると、沖を見つめるサルの横顔です。そうにしか見えません!
緑の具合も頭皮の毛の様です![]()
しかし、近付いてみると・・・、
自然の造形って、良く出来たものですね![]()
さて、工事も観光も無事に終わり、博多港に向けて出港です!
寒波が到来し、九州も薪ストーブシーズンを迎えました![]()
薪ストーブオーナーには嬉しい寒波ですが、いざ火を入れてみると・・・、
「何だか調子が悪い」、「うまく燃えない」、「メンテできますか」ets・・・。
そんなご相談がものすごく多くなりました。
例えば・・・、
こちらは、10年程前に弊社で施工した旧アンコール![]()
メンテナンスは煙突掃除を含め、全てオーナー様が行っていました。
が、「スロートフードが落ちてきて(手前の2ヶ)元に戻らない」と、相談を受けました。
この様な場合は内部の他の部品も変形しています![]()
正面のファイヤーバックにクラックが入り、広がっているため取り出せません![]()
ジャッキでスペースを作り取り出します。
ダンパーの下部も、垂れ下がり変形しています。
これでは所定の位置に、スロートフードは絶対に納まりません。
セラミックファイヤーボックスも上部に大きな穴が空いていました![]()
と、言う訳で新しいダンパーやファイヤーボックスを取り付け・・・、
ファイヤーバックとスロートフードも交換し、心臓部が全て新品となりました
全体に塗装を施し、現地ヘビーメンテナンスが完了です![]()
さて、何故この様な事になったのかですが、一言で言うと原因は薪にあります![]()
乾燥が十分でない薪を、または丸太を無理やりに燃やしていたのです。
乾燥が不十分でも燃やそうとすれば何とか燃えます。
そのためには大量な空気が必要です。 焚き火と一緒です。
その結果、燃えなくてもよい鉄やステンレス等の金属まで、燃えたり変形してしまったのです![]()
空気レバーをいつも全開にしている方は要注意ですよ!
さて、次もオーナーの間違った使い方で、内部構造を壊してしまった事例です。
こちらはヨツール F500です。
他社施工で、10年程使用しています。
天板を外し、ブランケットとバーミキュライト製の上部バッフルを取り外した状態です![]()
二次エアーチューブが溶けてしまい、大きく損傷しています。
サイドバーンプレートも1/4程が焼失してしまっています![]()
二次エアーチューブを交換するために、先ずは鋳物でできたチューブフレームを取り外します。
さて、これからが厄介です。
部品自体が焼失してるのに、ネジやボルトが大丈夫なはずがありません。
特殊なボルトですが、純製部品を予め用意しているので思い切って分解します。

奥は差し込みなので、分解するのは手前だけです。
新しいチューブを組み付け、本体に取り付けるとF500の心臓部が蘇りました![]()
錆を落とし全体を塗装して、現地ヘビーメンテナンスが完了です![]()
さて、何故この様になったのかですが、理由は先程のアンコールと同じで、
乾燥が不十分な薪(こちらは大割り又は丸太)を無理に燃やしたからです。
大量に空気を送って薪を燃やすので、炉内で熱酸化が起き、鉄やステンレスが燃焼して
しまいました。
この様なトラブルを防ぐには、男性の腕の太さ位(7~8センチ)まで割り、よく乾燥した
(含水率15%位)薪を燃すことに尽きます。
それだけで薪ストーブの寿命を大きく伸ばすことができるのです。
手持ちの薪の乾燥が足りないなと感じたら、思い切って来年まで乾燥させましょう。
適切な乾燥薪は、薪ストーブに素晴らしいパフォーマンスを与えてくれます。
福岡県福津市の新築住宅で、薪ストーブの設置を行いました!
トラックの荷台から、直接台車で搬入される薪ストーブは・・・、![]()
英国製 アラダ社 エコバーン9![]()
鋼板製のボディ構造の輻射式薪ストーブです。
足元はウッドボックスになっており、薪をストックすることができます![]()
さて、室内煙突の取り付けです![]()
天井面の防火区画に化粧板を取り付け、煙突を吊り下げて行きます。
二階廊下の空間を通過して・・・、
一階まで下りて来ました![]()
空間を効率よく使い、大胆なレイアウトで薪ストーブの利用価値を高めています!
設計時のプランニングがとても良かったと言えます。
薪ストーブ本体に煙突を接続して、設置工事が完了です!
そして間も無く、お引っ越しが終われば、新しい生活のスタートと共に火が入ります![]()